確率の高いプレー

「今のはパスした方がゴールの確率が高かったやろ」

「今のはシュートやろ」

「もっと確率あげていこう」

とか指導者や選手の間でも頻繁に言っているのをみかけます。

 

もちろんゴールに結びつく確率の高いプレーを選択することは大切です。

ただ、「確率」の理解が不十分のことが多くあると感じます。

その確率論は本当に正しいのでしょうか?

 

 

自分の経験上、ほとんどの人が1つのシュートに対するゴール確率のことを言っていると思います。

「今のは右に出してしっかりGKまでかわしてから〜」

とかそんな感じです。

間違ってはいないですが、これは1試合戦うにおいて大きな落とし穴にはまっていることが多いです。

 

 

その落とし穴とは?

[確率にこだわりすぎて選手がシュートを打たなくなる]

[選手の積極性がなくなる]

[パスしか見なくなる]

よく耳にするのはこのような意見です。

もちろん全く間違っていません。

でも僕が言いたいのはそこではありません。

 

 

一番大切なのは試合終了時点で相手より1点でも多くとるということです。

1試合で何点とれるかが重要なのです。

1プレーという短い目ではなく、1試合という長い目で見る必要があるのです。

 

 

 

忘れられがちな条件

1試合戦うということにおいて、よく忘れられがちな条件が試行回数です。

簡単にいうと何回そのプレーに挑戦できるかです。

つまり何本シュートを打てるかです。

 

例えば

1試合において

ゴール確立90パーセントのシュートを2本

ゴール確立70パーセントのシュートを10本

どちらが多く点がとれますか?

 

例が極端すぎますが答えは明確です。

70パーセントのシュートを10本打つ方が良いでしょう。

 

 

 

つまり、最も大切なのは

「確率」と「試行回数」の2つを考慮した「期待値」なのです。

 

 

ゴール確立90パーセントのシュートを2本

0.9×2=1.8

1試合におけるゴールの期待値が1.8点

 

ゴール確立70パーセントのシュートを10本

0.7×10=7

1試合におけるゴールの期待値が7点

 

 

シュート確率を70パーセント→90パーセントに上げるために

8回ものシュートチャンスを逃してしまうのは非常にもったいないのです。

期待値でいうと5.2点も損しているのです。

 

 

まとめ

ゴールの確立が高いプレーを選択することは大切です。

しかし、何度その場面までもっていくことができるかを忘れてはいけません。

確率を求めすぎるあまりシュート回数が減っては意味がないのです。

海外のでは平均して1試合で約シュート50本打つといわれている国があります。

もちろん、むやみやたらに打てばいいということではありません。

要はバランスです。

「確率」と「試行回数」の2つを考慮した「期待値」こそ、

一番求めるべき数字ではないのではないでしょうか。

 

 

カテゴリー: テクニカルニュース

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